2016年5月2日月曜日

2015年12月〜2016年1月 北欧買付日記2日目・後編 12/29 ヘルシンキのセカンドハンド・かもめ食堂




ヘルシンキでの買付、初日の続きです。

アンティークショップの次に向かったのは、セカンドハンド。
ここで初めての買付をします。

セカンドハンドとは、いわゆるリサイクルショップなのですが、
最初に行ったセカンドハンドは、日本のリサイクルショップと少し違いました。

物を売りたい人は店内の棚をそれぞれ有料で借り、
そこに売りたい商品を並べて自分で値段を付け、
その商品をお客さんがお店のレジで買う、というシステムでした。
店側は売れない中古品を買い取るリスクが無いので、日本でやっても流行りそう。

個人のブース毎に持ち主のセンスが現れていて、面白かったです。
雑然としていましたが、宝探しのようでした。


判別するのに時間はかかりましたが、
Arabia(アラビア)のプレートやNuutajarvi(ヌータヤルヴィ)のキャンドルスタンド、
Iittala(イッタラ)のカステヘルミなど、
状態の良い商品を数点買付ける事が出来ました。

カイフランクのバードシリーズもいくつかあったのですが、
買付けられる値段ではなかったので、今回は諦めます。
それでもようやく最初の買付けが出来て、とても嬉しかったです。


その後、見えてきた建物はFINNKINO(フィンキノ)。

北欧の映画館ともなると、こんなに素敵になるんですね。
観光で来てたなら入ってみたかった。。
私たちには時間が限られているので、先へと進みます。

その後、数店のセカンドハンドを周りましたが、中々良い商品に巡り会わず。。

歩き回っていると、映画でお馴染み「かもめ食堂」があったので、寄る事にしました。



夫は数年前に一度来ているのですが、私は初めての入店。
店内は日本人女性のお客さんばかりで、ビックリしました(笑)
私も好きな映画ですが、未だに人気がある作品なんですね。
お店の内装は映画とは違っていましたが、アットホームな雰囲気でした。

時間は夕方4時頃だったと思います。
お腹が減っていたのですが、フードメニューは終わっていたので、
シナモンロールとコーヒーを頂きました。

そのシナモンロールが、とても美味しかったです。
心も体も温まり、束の間のひとときでした。。


お店を出てみると、外は日が落ちかけていました。


次に向かったのは、セカンドハンドのチェーン店「fida(フィダ)」。
売り上げの一部が慈善事業に使われるそうです。
ここでは嬉しいことに、沢山のArabia(アラビア)に出会えたのです!
Ruija(ルイヤ)やFINEL(フィネル)の真っ赤な鍋もあり、沢山買付けました。
肩に重たいIKEAバッグを提げて、次のお店へと急ぎます。


次のお店に向かう途中、建物の間からピンク色の可愛らしい夕焼けが見えました。
上は青、下はオレンジの綺麗な空で、東京ではなかなか見れない空の色をしていました。

通りの奥へと進むと、もっと色が広がります。
向かって左から右へ、静かに夜がやって来るみたいです。
オレンジ色がとても綺麗で、地元釧路の夕日みたいだなーと思い出していました。

さて、次に入ったセカンドハンドは、洞窟のように奥まで通路が入り組んでいます。
若者たちで混雑してました。
リサイクルを活用する、物を大事に使う文化が若者にもしっかり根付いているようです。
いいですね。
ここでは、カイフランクの真っ赤なホーロープレートなどを購入。

今日はどんどん歩きますよ。
(後で気が付くのです。もっとトラムを利用すれば良かったと…)

閉店時間が迫っている本日ラストのお店へ急ぎます。
有名なお店で倉庫のように広い店内です。

店内、棚がダァーっと並んでいて、素早く見定めて、良品を買い付けないと。
なんだか試されているような気分でした。
Arabiaのカップソーサーを中心に見ていきました。
Ruska(ルスカ)のソルト&ペッパーシェイカーなど、
貴重な商品もいくつか買付けることが出来ました。
お店のおじさんに聞いたところ、大晦日まで営業しているよ、との事。
プレートなどもゆっくり見たいので、また来ますね。


買付初日、頑張りました。
さぁ、アパートメントへ帰りましょう。

夜のエスプラナーディ通りもライトアップされて綺麗です。
まだまだクリスマスモードでしょうか。


夕食は、たらこパスタとサーモンソテーです!
(パスタとパスタソースは日本から持ってきました)

ふわふわで、お値下げ品(30%オフ)とは思えない美味しさでした。
ごちそうさま。

このあとは、買付した内容のメモと梱包作業が待っています。
ここにきて疲れがでてしまい、梱包は後回しにして眠りに着くのでした。